「防災グッズをリュックに詰めたから安心」ではありません。

防災士(夫)
地震による死傷原因の30〜50%は、家具の転倒や落下物によるものです。
特に一人暮らしのアパートは、倒れた家具が唯一の避難経路である玄関を塞ぐという致命的なリスクがあります。
この記事では、防災士教本【2024年度版】の情報を基に、親御さんが遠方からでも指導できるアパートの地震対策をしていきましょう。
賃貸の壁を傷つけずに家具を固定する具体的な方法を、ビル管理のプロの知識を交えて解説します。
【ビル管理のプロ視点】アパートはなぜ揺れに注意すべきか
最近の賃貸物件に多い軽量鉄骨造や木造は、建物の倒壊を防ぐために「揺れを吸収する」構造になっています。

防災士(夫)
しかし、この長い揺れが、家具を大きく動かし、転倒させる原因となります。
倒れた家具が玄関を塞ぐと、二次被害(火災など)から逃げることも、外部からの救助を受け入れることもできません。
固定対策は、避難経路の確保が目的です。
賃貸の壁を傷つけない!固定具の正しい選び方と設置場所
防災士教本でも推奨される固定具の中から、賃貸でも採用できるアイテムの設置方法を解説します。
突っ張り棒は単に突っ張るだけでは外れます。
- 正解の設置場所: 天井と壁が交わる「梁(はり)」の近くなど、天井の強い部分を選ぶ。
- 設置テクニック: 突っ張り棒の先端に板材や安定版を挟むことで、天井にかかる圧力を分散させ、壁や天井を傷つけることなく固定力を向上させる。
背の低い家具や重い家具(冷蔵庫など)には、以下の方法で「滑り止め」と「転倒防止」を両立させます。
- 粘着マット/ジェルマット: 家具の底に貼り、床との摩擦力を高めて家具の「滑り出し」を防ぐ。
- ストッパー式: 家具の下に差し込み、前方に傾けることで、揺れを家具全体で受け止める。
一人暮らしでも大きな洋服ダンスなど重い家具がある場合は、背の高さがリスクに直結します。
- 優先順位: 突っ張り棒と粘着マットの「併用」が必須。
【実体験から提案】家具を兼ねた防災アイデア(水の備蓄応用)
キャスター付きの台(ワゴン)に水などの備蓄品を置くのは、転倒しないため良いアイデアです。
- メリット: 揺れを逃がすことで家具そのものが倒れるリスクを低減できる。
- 設置ルール: 必ずストッパー付きを選び、普段はロックしておく。避難経路を塞がない場所に置く。
大きな窓ガラスの破損は怪我の原因になります。
- 簡易対策: 飛散防止フィルムをお子さんに貼らせるよう指導する。または、避難経路に面する窓の近くに就寝しない。
まとめ:親の安心のために、固定から始めよう
防災グッズのリストを完成させる前に、まずは費用も手間も少ない「家具固定」を最優先で実施しましょう。
次のステップ

ヒトリズム
家具固定を終えたら、次は命をつなぐ「水」の備蓄、そして「リュック」の中身へと進んでくださいね!
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